当社の強アルカリ性電解水

■当社の強アルカリ性電解水とは
水道水を純水までろ過し特殊な電解セルを用いて電気分解し、飲用のアルカリイオン水よりもはるかに高いpHの強アルカリが生成されます。生成された強アルカリ性電解水は、洗浄・除菌・消臭などに使用され作業現場の安全性向上や排水処理や水環境への負荷低減に貢献しております。

■強アルカリ性電解水は、本当に安全?
・人体や環境に有害な合成洗剤や化学薬品ゼロ
・強アルカリ性電解水は99.9%が純水、0.1%が食品添加物を電気分解したイオン成分(pH12.5)
・電解助剤に食添グレードの炭酸カリウムを採用
・医薬品レベルの安全データにより皮膚への安全性を証明
・危険な洗剤や薬品から強アルカリ性電解水に置き換えることで、作業時の事故リスクを大幅に低減
・電解助剤に塩を使いサビなど腐食性の高い塩化物イオンが含まれた電解水ではありません

(注)pH13以上の場合、カリウムイオン濃度が0.3%となり皮膚刺激性も高まるため注意してください

■カリウムの安全評価
電気分解の助剤として使用している炭酸カリウムは、主に中華麺のかんすいとして使用されております。また人の体内にもカリウムは0.3%ほど存在します。したがってカリウム自体はアレルギー反応や人体に有害性のある成分ではありません。強アルカリ性電解水にはカリウムイオンが0.1%(pH12.5)含まれており、酸性水を出さない特殊な電気分解で、腐食性のある塩化物イオンを含んでおりません。

日本化学物質安全情報センター(JETOC)の初期評価プロファイルでは濃度により刺激性や腐食性があるとしており、0.1%濃度では無刺激性です。主に乳化安定成分としてカラー剤や赤ちゃん用品として0.19-0.21%の濃度で使用されております。(化粧品成分オンライン調べ)

米国のCosmetic Ingredient Review (化粧品成分審査委員会:FDA〈連邦食品医薬品局〉傘下)の「Safety Assessment of Inorganic Hydroxides as Used in Cosmetics」によるとウサギの眼に同溶液(0.1%濃度)を注入し24時間後観察したところ眼刺激性なしと判定。0.5%溶液の場合最小の刺激性、1%溶液の場合5分間で刺激性であった。(文献:2015年)

医薬部外品の承認と許可に必要な皮膚刺激性試験において被験者全員(22名)に対する安全性が立証されております。評価指数は皮膚刺激指数0.0、「安全品」の最高評価を得ております。

■機能水・アルコールなど殺菌剤との違い
強アルカリ性電解水は、微生物の住みかとなる汚染源(汚れ)を分解し同時に大腸菌やO-157など食品衛生の大敵を死滅させます。高い洗浄力で汚染源を分解洗浄するため清潔になり、衛生管理で重視される初発菌数を大幅に削減できます。

一方、次亜塩素酸水やアルコールの場合洗浄力はほとんどありませんが、汚染源に存在する菌を殺菌するはたらきがあります。殺菌力はあっても汚染源を洗浄しないで、これらの殺菌剤頼みでは汚染源に守られるように生き残った菌が、死滅した菌をエサにして再繁殖を促進するなど、結果的に不衛生な環境となってしまいます。

ご存じのように食品工場などの衛生管理では、洗浄で汚染源を除去し初発菌数を下げ殺菌剤はその後の仕上げ工程として使用しております。
強アルカリ性電解水は、その多くが洗剤や薬品に代わり洗浄段階で使用され、現場の安全性向上と排水処理の負荷軽減・コスト削減に寄与しております。

■強アルカリ性電解水 耐性一覧
強アルカリ電解水耐性一覧表はあくまでも目安として活用いただき、実際のご使用は試験片などによる実用テスト確認のうえご使用ください。

区分強アルカリ性電解水 pH12.5
金属 プラスチック熱可塑性樹脂塩化ビニル 樹脂軟質(PVC)
鋳鉄硬質(PVC)
真鍮ポリスチレン
A B S
ステンレス(SUS304)ポリエチレン
ステンレス(SUS316)ポリプロピレン
チタンナイロン
アルミニウム〇/△アクリル樹脂
ゴム天然ゴムフッ素樹脂(PTFE)
ブタジエンゴムフッ素樹脂(ETFE)
スチレンゴムポリカーボネート〇/△
ブチルゴムメチルベンテン樹脂
エチレン・プロピレンゴムポリウレタン
ニトリルゴム熱硬化性樹脂フェノール樹脂
アクリルゴムメラミン樹脂
ウレタンゴムエポキシ樹脂
シリコーンゴム  
フッ素ゴム  

◎:全く、あるいはほとんど影響がない
〇:若干の影響はあるが条件により十分使用に耐える
△:なるべく使用しない方が良い
×:大きく影響の出る恐れがある
ー:データあるいは実績がない

強アルカリ性電解水の安全性
・洗剤や化学薬品に比べ皮膚や目への刺激性が低い(pH12.5で0.1%濃度)
・但し、pHによりカリウムイオン濃度が変わり、pH13を上回る際には皮膚および目への刺激性が高まる ※通常使用ではpH12.5を推奨
→pH13以上は、洗浄機や洗濯機など希釈して使用する場合などに多く使用されています
→pH13以上を、直接触れる可能性のある作業の場合はゴーグル・手袋などを装備してください
・洗剤や化学薬品の使用量を減らすことが出来るため水環境への負荷も小さい

強アルカリ性電解水を水(水道水や純水)と同等の安全性で考えるのは危険が伴います。洗剤や化学薬品、腐食性のある酸性の機能水などと比べた場合に、高い安全性と排水処理や水環境への負荷低減に繋がる利点がございます。洗剤を減らし、作業者や水環境への負担を減らすことに貢献します。また化学物質過敏症や皮膚の弱い方がいらっしゃるご家庭の洗濯・おそうじにも高い評価を得ております。